「無駄な動きをなくせ」
「最短距離でバットを出せ」
「コンパクトに振れ」
「力を抜け」
野球では
このような言葉をよく耳にします。
共通しているのは
すべて動きを減らす
「引き算」の
指導だということです。
しかし、まだ動きの選択肢を
十分に持っていない子どもに
最初から
「引き算」をしてもよいのでしょうか?
私は、野球の上達には
正しい順番があると考えています。
その順番とは
足し算 → 感覚と言語化 → 引き算です。
子どもは本当に「無駄な動き」が多いのか⁉️

子どものフォームを見ると
大人は気になる部分を直したくなります。
・身体が開く
・頭が動く
・バットが遠回りする
・投げるときに腕が大きく動く
そして
「そこは動かすな」
「もっと小さく使え」
「無駄な動きをなくせ」
と伝えます。
しかし
その動きが本当に無駄なのかは
見た目だけでは判断できません。
今は上手く使えていなくても
身体の使い方を
覚えるために必要な経験かもしれません。
動きを
試す前から制限されると
子どもが経験できる
動きそのものが少なくなります。
最初に必要なのは「足し算」‼️

⚾️野球を
始めたばかりの子どもには
完成されたフォームよりも
さまざまな身体の使い方を
「経験」することが必要です。
- 大きく動く
- 小さく動く
- 速く動く
- ゆっくり動く
- 強く力を出す
- 力を抜く
- 回る
- 跳ぶ
- 投げる
- 捕る
最初から一つの
正解に当てはめるのではなく
まずは動きの
「選択肢」を増やしていきます。
これが「足し算」です‼️
基本的な運動技能は
より専門的なスポーツ動作に
つながる土台として
位置づけられています。
また子どもが
動きを身につけるには
実際に多様な
動きを経験する機会が必要です。
足し算をせずに引き算するとどうなるのか⁉️

動きの選択肢が少ない状態で
さらに動きを減らすと
子どもは
限られた動きしかできなくなります。
「頭を動かすな」
「身体を開くな」
「バットを遠回りさせるな」
このような
指示を守ろうとするほど
身体を固めてしまうことがあります。
動かないことと
動きをコントロールすることは別です。
大切なのは
最初から動きを止めることではありません。
・まず大きく動いてみる
・違う方法も試してみる
・失敗も経験する
さまざまな
動きを経験したからこそ
「必要な動き」と
「必要のない動き」を
比べられるようになります。
次に必要なのは「感覚と言語化」🙌

足し算の次は
自分の動きを感じる段階です。
「今の感覚はどうだった?」
「どちらの方が振りやすかった?」
「どこに力が入っていた?」
「さっきと何が違った?」
このように
問いかけることで
子ども自身が動きの違いを
考えられるようになります。
大人がすぐに
正解を教えるのではなく
子どもの感覚を
言葉にしてもらうことが大切です。
自分の動きを
感じて言葉にできれば
成功と失敗の違いを
本人が少しずつ理解できるようになります。
最後に「引き算」をする🤔

動きの選択肢が増え
その違いを本人が理解してから
初めて「引き算」を行います‼️
※必要な動きは残す
※力を出しにくくする動きは減らす
※自分に合わない動きは使わない
最初から大人が
無駄を決めるのではありません。
さまざまな
動きを試したうえで
目的に合わない
動きを整理していく。
これが本来の引き算です💪
イチロー選手の振り子打法も「足し算」だった⁉️

イチロー選手の「振り子打法」は
メジャーリーグ移籍後
見た目としては小さくなりました。
しかし、最初から振り子の動きを
使わなかったわけではありません。
大きな動きを経験し
自分の感覚として身につけたうえで
必要に応じて動きを
小さくしていったと見ることができます。
ただし、イチロー選手本人が
この変化を「足し算から引き算」と
表現した事実は
私が確認した範囲ではありません。
ここで伝えたいのは
形をそのまま真似することではなく
大きな動きを
経験しているからこそ
小さくしても
感覚が残るという考え方です。
大人が先に答えを決めない🙅♂️

子どもの動きを見たとき
すぐに無駄だと判断してはいけません。
・その動きは本当に必要ないのか⁉️
・何かを覚える途中ではないのか⁉️
・本人は何を感じているのか⁉️
まずは
子どもが動きを試せる環境を作る。
そして
失敗したときもすぐに修正せず
本人に考えてもらう‼️
大人の役割は、最初から
完成形に当てはめることではありません。
子どもが自分に合う
動きを見つけられるように
選択肢を増やすことです💪
野球の上達には正しい順番がある‼️

最初から
無駄をなくそうとすると
必要な経験まで
奪ってしまう可能性があります。
まずは
さまざまな動きを経験する。
次に、それぞれの
違いを感じて言葉にする。
そして最後に
自分に必要のない動きを減らしていく。
「足し算 → 感覚と言語化 → 引き算」
この順番を
飛ばさないことが大切です。
子どもの
動きが気になったとき
すぐに直す前に
一度考えてみてください。
その子は
「引き算」ができるほど
十分な動きを経験しているでしょうか⁉️

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