小学生から
筋トレをすると、身長が伸びなくなる。
筋肉をつけるのは
中学生になってからでいい。
このような話を
聞いたことがあるかもしれません。
しかし現在は
適切に設計され
大人の監督下で行われる
筋力トレーニングについて
子どもの成長を
妨げるという根拠は確認されていません。
米国小児科学会は、適切に設計された
プログラムが成長板や身長の伸びに悪影響を
及ぼすことは示されていないとしています。
ただし、これは小学生から
重いバーベルを持たせた方がいい。
という意味ではありません。
大切なのは
重さを増やすことではなく
自分の身体を安全に
コントロールできるようになることです。
小学生の筋トレ=筋肉を大きくすることではない🙅♂️

筋トレと聞くと
重いダンベルを持ったり
限界まで追い込んだりする
姿を想像するかもしれません。
しかし、筋力トレーニングには
自分の体重を利用した運動
ゴムバンド、軽いボールなどを
使った運動も含まれます。
・しゃがむ
・立ち上がる
・地面を押す
・身体を支える
・動いた身体を止める
これらも負荷に対して
力を発揮する運動です。
小学生の段階では
筋肉の大きさだけを求めるのではなく
正しい動作を覚えながら身体を支え
力を調整することに大きな意味があります。
子どもの筋力向上には
筋肉量の増加だけでなく
神経系の適応が
関係すると考えられています。
先に「自分の身体」を扱えるようにする💪

重い物を持たせる前に確認したいのは
自分の体重を
コントロールできるかどうかです。
例えば
- しゃがんだときに姿勢を保てるか
- 片脚で立ったときに大きく崩れないか
- 跳んだあとに着地を止められるか
- 腕立ての姿勢で身体を支えられるか
- 左右どちらでも同じように動けるか
といった動きです。
ここで見るのは
何回できたかだけではありません。
✅姿勢を保てているか
✅速さを自分で調整できているか
✅途中で動きが崩れていないか
回数を増やす前に、一回の動きを
コントロールできることが大切です。
野球には「動く力」と「止める力」の両方が必要🙌

野球では、強く動く
能力ばかりが注目されます。
しかし、打撃や投球では
ただ身体を速く
動かせばいいわけではありません。
打撃では、踏み込んだ前脚で
身体を支えながら、バットを振ります。
投球では、前脚で着地したあとに
身体を支えながら
体幹や腕を前方へ動かします。
走塁や守備でも
走った身体を止め
方向を変え
もう一度動き出す場面があります。
つまり、野球には
力を出す能力だけでなく
受け止める、支える
減速するといった能力も必要です。
筋力トレーニングは
単に筋肉を大きくするためではなく
こうした動作を支える
身体づくりの一つとして
考える必要があります。
体幹は「固めるだけ」ではない🙌

体幹トレーニングというと
プランクのように身体を動かさず
姿勢を保つ運動がよく知られています。
姿勢を保ち
外から加わる力に耐えることは重要です。
一方、野球では
身体を支えたまま、回旋したり
左右へ体重を
移したりする動きも必要になります。
小学生では、動かない
姿勢だけを長時間耐えるよりも
姿勢を保ちながらしゃがむ
踏み出す、押す、引く、回るといった
動作も経験しておきたいところです。
重さよりも優先したいこと☝️

小学生の筋力トレーニングでは
重さや回数を競わせる必要はありません。
優先したいのは、次の点です。
- 子どもが説明を理解できている
- 安全な場所で行っている
- 大人が動きを確認している
- 軽い負荷から始めている
- 疲れて動きが崩れたら終了する
- 痛みがある状態で続けない
専門機関の見解でも
年齢に適した内容、正しい技術
段階的な負荷、大人による
適切な監督が重視されています。
反対に、技術を
身につける前から重い負荷を扱うこと
限界まで回数を続けること
子ども同士で重さを
競わせることは避ける必要があります。
「まだ小学生だから何もしない」でもない🙌

小学生に大人と同じ
筋力トレーニングをさせる必要はありません。
しかし、身体が
伸びてからから始めればい良いと
何もしないままにする必要もありません。
・自分の身体を支える
・安全に着地する
・動いた身体を止める
・地面を押す
・物を引く
こうした動作は
中学・高校で本格的なトレーニングを
始めるときの土台になります。
小学生の今は、重い物を
持ち上げることを急ぐ時期ではありません。
成長したときに、安全に強度を
高められる身体を準備する時期です。
筋トレを「筋肉を大きくするもの」だけでなく
「自分の身体を思い通りに扱う練習」
として考えてみてください。

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